ここでは主にキリムの生産国について記載させていただきます。

Turkey トルコ

キリムの説明に「アナトリア」という言葉が良く出ますが、トルコ国土の97% がアジア側に位置し、その部分を

別称「小アジア」=アナトリアと呼びます。

アナトリアキリム=トルコキリムといって間違いないでしょう。

トルコキリムは色柄が豊富 である事のほか、丈夫な事も魅力の一つです。

トルコについては、地域ごとに簡単に述べます。

トルコ主要産地の地図

 

東部アナトリア

シリア、イラク、イラン、アルメニア、グルジアと国境を接している地域です。

主にクルド人がキリムを織っています。この地域内の産地としてはヴァン・マラテヤ・カース(カジズマン)・エルズルム・シバスがあります。

この地で織られたキリム

 

中央アナトリア

アナトリアキリムの中心を成している地域です。商品付加価値の向上を目指し、昔ながらの織りの技法・草木染の復活などの

プロジェクトを積極的に推し進めています。

主な産地としては、コンヤ・カイセリなどがあります。

 

西部アナトリア

アナトリア半島の西側に位置する地域です。生産量は上記の地域に比べ多くはありません。

主な産地としてウシャック・デニズリ・エシメ・ベルガマ・フェティエなどがあります。

 

トルコ周辺諸国

 

IRAN イラン(ペルシャ)

イランはペルシャじゅうたんの産地として世界的に有名ですが、地域や部族によって美しいキリムも織られています。

トルコと違い現在でも遊牧民の暮らしが守られているため、部族特有のキリムが多く織られています。

近代に入って革命と戦乱にみまわれましたが、それぞれの終結により復興しつつあります。

じゅうたんからも分かる様にテクニック的には現代トルコキリム以上のものが数多いです。

 

コーカサス地帯

アジアとヨーロッパのはざま、黒海とカスピ海にはさまれたコーカサス地方。50近い民族が混在する地域。

5千メートルを越える山脈の大部分はまさにユーラシア大陸最後の秘境。

故に外部からの影響を受けずに、伝統文化が損なわれず守られているといえます。

 

アフガニスタン

多くの遊牧民が織るキリムは部族の伝統文化を守り、技術的にも高いレベルです。

スザーニも数多く作られていた地域で、キリムに関しては今後の復興が期待できる地域です。

まだ気軽に行けるエリアではないのが残念です。

 

中央アジア トルクメニスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン

中央アジアはカスピ海からパミール高原にはさまれた地域の名称です。トルクメニスタンはトルコ系部族の トルクメン族が多く住んでおり、

彼等はイランを経由してトルコにその農赤を基調としたキリムを多く輸出しています。

赤系統の地色に赤や藍色を織り込んだ「わびさび系」のキリムです。なおウズベキスタンはスザーニの発祥の地と言われています。

 

モロッコ

明るいオレンジや黄色が特徴的でヨーロッパでも高い評価を得ています。

私も実物は所持してませんが写真集などで見ると「なるほど!」とうなりたくなります。

改めて勉強すればするほど再度モロッコに行ってみたくなります。

 

地中海周辺諸国

 

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